ご挨拶

 大切な人や近しい人の死の知らせは、多くの場合、突然もたらせられます。そのために面と向かって言えなかったことを、「あの人が生きていた間に伝えておけば良かった」と思う経験をされている方々が少なくありません。
 また、その人が生きている間には気がつかなかったけれども、亡くなった後に、その人に対する思いを新たにしたり、再確認するといったこともよくあることだと思います。
 「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」プロジェクトは、そうした方々の想いを聞き届けようという取り組みです。

 応募いただいた言葉(手紙)は、選考させていただいた上で本にいたします。
“無縁社会”と言われるようになった今日の日本で、そうした側面をクローズアップするのではなく、人々の温かな思いを多くの人に伝えたい、との志からこのプロジェクトはスタートしました。
また、今日では急速な高年齢化などにより、亡くなられる方が年々増えてきております。大切な人、かけがえのない人を亡くされて深い悲しみに陥り、その悲しみからなかなか立ち直れない方もたくさんいらっしゃいます。そうした人たちが同じような体験をされた方々の想いを収録した本を読まれることによって、喪失の悲しみから立ち直るきっかけになれば、ということも今回のプロジェクトの目的です。
 多くの方々からのご応募をお待ちいたしております。

第7回「今は亡きあの人へ伝えたい言葉」実行委員会

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